腰は上半身と下半身をつなぐ位置にあります。そのため腰は、上半身を支える役割だけでなく、歩く際に足から伝わる衝撃を吸収する働きも担っているのです。腰への負担は年齢とともに蓄積されていくので、腰痛は中高年層に多い傾向があります。とはいえ、腰痛の原因はひとつではありません。原因を大きく分けると「日常生活」と「疾患」の2つがあります。
- 日常生活が原因
長時間のデスクワークや運転をした後、腰が重かったり痛くなったりした経験があると思います。これは、背中が丸まった姿勢を続けることで背骨の湾曲が失われ、腰に大きな負担をかけたから。この状態が続くと、骨盤に歪みが生じて椎間板へ負担がかかり、そのうち腰痛になる可能性があります。また、猫背や巻き肩も同じ理由で腰痛になるリスクが高いと考えられています。
腹筋の衰えも腰痛を招く原因のひとつ。加齢や運動不足からお腹の筋力が衰えると、上半身を支える筋力が足りず、歩く、立つ、起き上がるなどの動作を行う際に腰の骨に大きな負担がかかります。
- 疾患が原因
・ぎっくり腰
・椎間板ヘルニア
・腰椎椎間関節症
・腰部脊柱管狭窄症
・脊柱分離症
・すべり症
※ぎっくり腰の原因と症状についてはこちらで詳しく説明しております。
※椎間板ヘルニアの原因と症状についてはこちらで詳しく説明しております。
以上のような疾患が原因の腰痛もあります。
整形外科などの病院へ行くと、レントゲンやMRIなどの精密検査を受けることもあります。実際、骨や軟骨に異常があった場合は判明しやすいですが、原因が小さな神経や細かい筋肉などにあった場合は見た目では分からないため、「異常なし」という診断で、しばらく様子をみましょうとなる場合があります。
例え画像所見で異常がなくても腰痛は繰り返すことで慢性化していきますので、『からだ工房本館』にご相談ください。痛みの根本からの改善へ向けてサポートいたします。