名古屋栄駅近くの痛みを根本改善する本格整体【からだ工房本館】

「自律神経」とは「体の機能を24時間体制で調節するための神経」のことで、呼吸や体温調整、血液の循環など、人間の生命活動を維持する神経のことを言います。自律神経は全身に張り巡らせており、寝ている間も含めて1日中働いています。

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、それぞれ反対の役割を果たしています。

「交感神経」は心と身体を活発にする神経のことで、ノルアドレナリンをはじめとした神経伝達物質を通して、身体を臨戦態勢にします。交感神経が活発になると血圧は上昇し、心拍数を増加させます。いわゆる「アクセル」の役割を持っており、日中活動しているときに優位になる神経です。

反対に「副交感神経」は、身体をリラックスさせる神経のことで、アセチルコリンをはじめとした神経伝達物質を通して、身体を休ませる作用があります。副交感神経が優位になると、身体を休ませるため血圧も下がり、心拍数も抑えられ、血管が拡張していきます。役割としては「ブレーキ」になります。

このように、身体は交感神経による「アクセル」と副交感神経による「ブレーキ」のバランスを上手く取りながら、神経による調節を無意識に受けています。よく自律神経を「整える」と言われますが、これは「交感神経と副交感神経のバランスを整える」からきています。

自律神経の乱れとは、交感神経と副交感神経のバランスが崩れた状態のことを言います。ここでは、自律神経の乱れを引き起こす主な原因として考えられることをご説明します。

• 身体的、精神的なストレスが慢性的にかかっている
  人間は生きている以上、様々なストレスにさらされています。慢性的に過度なストレスを受けていると身体が「がんばらなくちゃ」と感じ、交感神経が活性化しがちになります。しかし、ずっと臨戦態勢をとり続けることはできません。そのうち心身は疲れ果て、そのサインとして様々な身体の不調が引き起こされます。
  また、家族の死別や人生の挫折、事故や病気などで、非常に強いストレスを受けることもあるでしょう。この場合も例えストレスは短期的であっても、身体は対処し続けて交感神経優位な状態が続きます。結果、自律神経が乱れ、体調不良を引き起こす原因となります。
  


• 不規則な生活習慣
  夜遅くまで起きていて昼過ぎまで寝ているような昼夜逆転生活が続くと、身体がいつ休んでいつ活動すべきなのか分からなくなってしまい、自律神経が適切に活性化するタイミングを失ってしまいます。
  さらに、24時間営業しているコンビニでいつでも食べ物が買えるため、食生活が不規則になり、栄養のバランスも乱れがちです。必要な栄養素が足りないと、神経伝達物質の乱れにも繋がり、脳の血流も低下してしまいます。このような生活習慣の悪化が、自律神経の乱れに繋がるのです。
  


• ホルモンや病気が影響するケースも
  身体は自律神経だけでなく、ホルモンによる調節も受けています。自律神経が乱れる内分泌疾患としてよくあるのが、更年期障害や月経前不快気分障害に見られる女性ホルモンの乱れや、甲状腺機能低下症などによる甲状腺ホルモンによる乱れです。これらのホルモンは自律神経に作用しやすく、しばしば薬が必要になります。
  また、脳梗塞やパーキンソン病といった脳・神経系疾患や、糖尿病・自己免疫性自律神経ニューロパチーなどの全身疾患も自律神経が乱れる原因になります。
  

自律神経の乱れを整えるための心掛けを紹介します。自律神経が乱れているかもと思っている方は、ぜひ実践してみてください。
ただし、紹介するのは日常生活で意識的に取り組む方法です。自律神経失調症の疑いがある場合や症状がつらい場合は、医療機関を受診しましょう。

• 生活のリズムを整える
  不規則な生活を続けていると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。
  できる限り毎朝同じ時間に起き、朝日を浴びて体内時計をリセットしましょう。また、夜更かしせずに十分な睡眠時間を確保してください。毎日の生活のリズムを整えて、規則正しい生活を送りましょう。
  


• ストレスを解消する
  できる限りストレスをためないよう、定期的にストレスを解消しましょう。
  軽く運動する、散歩する、音楽を聴く、旅行するなど、自分にあった方法でストレスを発散して、気持ちをリフレッシュさせましょう。もし、深刻なストレスや悩みがある場合は、一人で悩まず身近な人に相談することも大切です。
  


• 湯船に浸かってリラックスする
  入浴時はシャワーで済ますのではなく、湯船に浸かりましょう。
  ぬるま湯にゆっくりと浸かることでリラックスでき、副交感神経が優位になってスムーズな入眠に繋がりやすくなります。また、お気に入りのアロマや入浴剤などを使うと、よりリラックス効果が期待できます。1日の疲れは翌日に残さないようにしましょう。
  

自律神経の乱れは、ストレスや不規則な生活など様々な原因によって起こります。放置すると症状がひどくなることがあるため、少しでも気になったら無理をせず、『からだ工房本館』までご相談ください。細かなヒアリングを行い、自律神経の乱れによって引き起こされる症状や不安な気持ちの改善へ向けてサポートいたします。