どうして「冷え性」になるの?(冷え性の原因)
血行が悪くなることで血液が毛細血管に流れなくなってしまうのが原因です。血管が収縮することによって、手足が冷えてしまいます。身体が重要な臓器のある胴体や脳へ血行を確保しようと働くので、どうしても心臓から遠い位置にある手足は後回しにされやすいです。
【冷え性の原因】
- 筋肉量の減少
筋肉は熱を生み出す装置であると同時に、全身に血液を送り出すポンプです。運動をしないと筋肉量が減り、血行が悪化します。末端の血液の流れが悪かったり、末端にある毛細リンパ管による老廃物の運び出しが不十分になったりすると、手足の先が冷える「末端冷え性」が起きてしまいます。女性に冷え性が多いのも、筋量の少なさが関係しています。
- 基礎代謝の低下
生命活動を行うのに欠かせない、必要最低限のエネルギーを「基礎代謝」といいます。体の中でエネルギーが作られる際に熱が生じますが、基礎代謝が低い人はこの熱が生じにくいため冷えを感じやすくなります。さらに、基礎代謝が低いと摂取した栄養をエネルギーに変える効率も悪いため、体温が低くなり冷え症が起きやすくなります。また、太りやすくもなります。
- 食生活の乱れ、鉄分不足
栄養バランスが偏った食習慣が続くとミネラルやビタミン不足になりやすく、血の巡りが悪くなります。また、過度なダイエットは鉄分不足に陥ってしまうため、冷え性を引き起こしやすいです。鉄分不足は冷え性だけではなく、体調不良や倦怠感なども発生します。また、喫煙習慣があると血管が急に収縮することが多くなるため冷え性になりやすくなります。
- 自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活などにより、体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しなくなります。常に室内の空調が効いていると室内外の温度差が激しくなるため、自律神経の機能が乱れ、夏でも冷え性になります。また、腸の運動も自律神経によって左右されるため、自律神経が乱れると下痢や便秘が起きやすくなります。その結果、基礎代謝も低下してしまい、冷え性に繋がってしまいます。
※自律神経の乱れの症状についてはこちらで詳しく説明しております。
冷え性の種類
冷え性には様々なタイプがあります。それぞれで対処法も異なります。
- 手足が冷える
主に10代から20代の女性に多い冷え性です。過度なダイエットや栄養不足が原因の場合が多いです。このタイプの冷え性は、ただ手足を温めるだけではなかなか改善されません。
内臓を温めることを意識して、お腹や腰などの保温を心がけて身体全体に温めるようにしましょう。
- 基礎代謝の低下
生命活動を行うのに欠かせない、必要最低限のエネルギーを「基礎代謝」といいます。体の中でエネルギーが作られる際に熱が生じますが、基礎代謝が低い人はこの熱が生じにくいため冷えを感じやすくなります。さらに、基礎代謝が低いと摂取した栄養をエネルギーに変える効率も悪いため、体温が低くなり冷え症が起きやすくなります。また、太りやすくもなります。
- 身体全体が冷える
基礎代謝の低下が原因で、身体全体が冷えてしまいます。主に倦怠感や風邪をひきやすい、すぐお腹を下すなどの症状が見られます。ほかの症状と比べ、手足の冷えはあまり目立ちません。そのため、冷え性の自覚症状はあまりないですが、免疫力が低下していることもあるので、症状が出たら対処しましょう。
- 内臓が冷える
自律神経の乱れが原因で手足の血管が収縮できなくなり、血液が内臓に行き届かなくなることで冷えてしまいます。主にストレスが原因で起きやすい冷え性だと言われています。手足の冷えが発生していないこともあるため、冷え性を自覚できないこともありますが、下痢や倦怠感、風邪などの症状があれば、このタイプの冷え性だと考えて良いです。体を温める食べ物を摂取することで、内臓の冷えを予防しましょう。
冷え性にならないために(冷え性の予防)
冷え性にならないためにも、日頃の生活習慣や食生活を見直しましょう。以下で挙げる予防法を習慣化すると良いでしょう。
冷え性の予防法
・ぬるめのお湯にゆっくり浸かる
・ウォーキングやストレッチをする
・生姜やニンニク、ごぼうなどを食べる
・温かいほうじ茶やココアなどを飲む
・起きてすぐに常温水をコップ一杯飲む
・1日1回、5分程度深呼吸をする
・マッサージで身体をほぐす
冷えが少しでも気になったら、『からだ工房本館』までご相談ください。ヒアリングから原因を突き止め、独自の整体で改善へ向けたアプローチと、冷えを予防する自分でできるマッサージ方法もレクチャーします。