補助金

2024.04.02

事業計画

II. 経営概要

1.経営理念(会社の存在意義・存在価値を再確認)整体からだ工房は、確かな技術と誠実な対応をもって、心身の不調に明確な答えを提供することを使命とし ます。80 分 8,000 円という高価格帯に見合う施術を全身に丁寧に行い、真に改善を求める方に、確かな結果 を届けます。26 年の歩みと経験を礎に、信頼される施術を提供し続けます。

2.自社を取り巻く外部環境(市場、顧客、競合等の現状や今後の見込み) ☆自社にとって有利な環境(機会、チャンス)
①ベテラン施術者への需要の高まり経験豊富なスタッフによる丁寧な施術を求める層が一定数おり、価格が高くても「結果」を求める顧客に は響く

②美容や健康への関心の高まり 整体・マッサージだけでなく、美容系のニーズも拡大しており、美容系コースを充実させることで新規層の獲得が可能
③ デジタル発信による顧客アプローチが可能にメールや LINE を活用した定期的な情報発信により、既存客のリピート率が大幅に向上し、安定した集客 ルートを確立できる
④顧客リストの蓄積これまでに蓄積してきた大量の顧客リストは貴重な資産であり、再アプローチの可能性が広がっている

☆自社にとって不利な環境(脅威、リスク)

①価格の高さによる新規参入のハードル

    80 分 8,000 円という価格帯は「安さ」を重視する顧客層にとっては参入障壁になり得る

    ②立地環境の課題(マンションのオートロック)

    セキュリティが高い反面、「訪れにくい」という声が上がっており、新規顧客にとって心理的なハードルに なる可能性がある


    ③競合サロンの増加

    低価格帯や短時間施術を売りにする競合店舗が増える中で、差別化の維持が重要

    3. 自社の内部環境

    ☆強み

    ①経験豊富なベテランスタッフが揃っている 技術力・施術力ともに高く、結果を求める顧客に対して明確な効果を提供できる

    ②豊富なコースメニュー(美容系含む) 美容系メニューの充実により、幅広い客層に対応可能

    ③顧客リストの精査とデジタルアプローチの仕組み 精査された顧客リストを基に、効果的な情報発信を継続的に行えている

    ④リピート率の向上 上記の取り組みにより、既存顧客のリピート率が爆発的に上がっており、安定経営につながっている

    ⑤屋号としての歴史と信頼(26 年の実績) ⻑年のブランド力が、信頼の裏付けとなっている

    ☆弱み
    ①価格帯の高さ

    施術の質に自信がある一方で、価格がネックとなり、気軽に試したい新規顧客の獲得にはやや不利

    ② 立地条件による集客の難しさ

    オートロックマンションという環境が、初回来店者には敷居が高く感じられる可能性がある

    ③一人あたりの施術時間が⻑いため回転率が低い

    高品質なサービスを維持するため、どうしても一日の施術件数に限りが出る

    III. 中⻑期的な事業リストラ計画 1. 今後の重点事業

    ☆強みの強化等

    ①“結果重視”の高品質整体・美容融合施術の強化 ・痛み・不調改善を求める層向けに、明確な効果が出るコース(肩こり/腰痛/姿勢矯正など)に重点を置く ・美容整体とのハイブリッド型(小顔×肩こり矯正、骨盤矯正×ダイエットなど)を推進 ・競合との差別化:即効性・継続的効果の「ビフォーアフター」で訴求

    ②“指名制”と“予約制”の高付加価値サービス ・ベテランスタッフの技術を「指名制」でブランディング

    ・⻑時間施術でも「価値ある時間」に見えるよう、丁寧なカウンセリング・高級感ある接客を導入 ・顧客単価を維持しながら「リピートの質」を上げる方向へ

    ③既存客の CRM(顧客関係強化)を軸とした運用

    ・定期的な LINE 配信、誕生日クーポン、来店間隔別キャンペーンなどで LTV(生涯顧客価値)最大化 ・紹介制度強化により、信頼ベースの新規顧客獲得導線を増やす

    ☆弱みの克服等
    ①高価格帯 ・「時間」×「質」の価値訴求、結果保証型キャンペーン、体験コースを設置

    ②マンションの立地(訪問しにくい)
    ・初回来店専用の動画ガイドや LINE 案内を導入。近隣施設とのコラボも検討

    ③施術回転率が悪い ・予約管理システムの最適化と、稼働時間の調整で効率向上。1件の価値を高める戦略に移行

    2. 今後の廃止・圧縮事業 1低価格・短時間系メニューの廃止・縮小

    理由:体工房の強みは「高単価×高技術×高満足度」。短時間・安価なコースはブランドイメージと合わず、 価格競争に巻き込まれるリスクがある

    対応:短時間コースは「初回体験」や「キャンペーン専用」に限定し、常設から外す方向 2成果が曖昧なメニューの見直し・統廃合

    美容系メニューの中でも、効果実感が薄い・リピート率が低いコースは圧縮対象 例:流行に乗って作ったが「明確な成果の出にくい」痩身系・パック系など(特に機械頼りの施術など) 対応:人気・成果が高い施術だけに統合し、「結果主義」のブランドに統一

    3店舗外での非効率的な営業活動や提携 営業的に成果の見えにくい企業提携・イベント出店・ボランティア施術など 理由:ブランド価値を下げる/スタッフ拘束時間に対してリターンが薄い 対応:ブランディングや紹介効果が期待できるものだけに絞る。成果検証のしくみを入れる

    3. 今後の新規事業
    ・2 号店計画 or 出張型メニューの開発

    → 今の技術ブランドをベースに「高付加価値型の出張整体」や「指名施術師による週末限定サロン」など展開可能

    ・スタッフ教育と継承プログラムの整備
    → ベテランの技術を若手に継承する教育コンテンツ化、動画マニュアル作成や施術研修プログラムを整備
    ・独自ブランド化(“体工房式”メソッドの確立)
    → 独自の整体理論や美容融合メニューを体系化し、「体工房式整体」として認知させる方向へ

    ・美容・美容整体系メニューの拡充 →「リラク」だけでなく「美容整体」を戦略の柱に追加 →女性・観光客・美容意識の高い層を確実に狙う →マッサージ+αで「選ばれる理由」を明確にする