そもそも「不眠症」って?(不眠症について)
近年のライフスタイルの変化によって、5人に1人は「不眠症」だと言われています。
不眠症とは、布団に入ってもなかなか眠れない、眠りが浅く熟睡できない、朝早く目が覚めるなどの状態が続き、食欲低下や集中力低下、疲れが取れないなどの症状が現れます。このような状態、症状が3ヶ月以上続く場合は、不眠症の可能性が高いです。
不眠の症状は人によって異なりますが、おおむね以下の4つに分類されます。
・入眠障害(寝つきが悪く、30分以上経っても眠れない)
・中途覚醒(睡眠の途中で目が覚めて、なかなか寝つけない)
・早期覚醒(朝早く目が覚めてしまう)
・熟眠障害(ぐっすり眠った気がしない)
どうして不眠症になるの?(不眠になる原因)
不眠の原因は人によって様々です。生活習慣を見直すだけで大丈夫な場合や医師による治療が必要になる場合もあるなど、不眠改善のためには原因に応じた対応が必要です。不眠が続くと「今晩も眠れないのでは」と不安になり、不眠が悪化して悪循環になる可能性が高くなりますので注意が必要です。
【不眠の原因】
- 環境の変化や生活リズムの乱れ
引っ越しや転職、他にも部屋が暑い、工事の音がうるさい、部屋が明るいなど、日常生活の中での環境の変化が原因の場合があります。また、夜勤などの仕事や深夜まで起きている生活習慣による生活リズムの乱れも不眠症の原因になります。
- 体調不良など身体的な原因
風邪や腹痛、頭痛など体調を崩す原因が他にあり、その結果不眠症になるケースです。この場合、不眠症の原因となっている病気や症状を治療することで改善されることがあります。熱があって眠りが浅くなったり、悪夢を見たりする経験のある方は多いのではないでしょうか。
- ストレスなど精神的な原因
悩みやイライラ、緊張などのストレスで心に負担がかかり、眠れなくなってしまうことがあります。また、眠ろうとしても眠れないことで眠ろうとする意識が強くなり、眠れない状態が長く続くと、不眠症になってしまう可能性があります。真面目な人ほどストレスを感じやすいので注意が必要です。
- うつ病などの精神疾患が原因
うつ病などの精神疾患が原因による不眠です。うつ病にかかっている場合、同時に不眠症の症状が出ている場合も珍しくありません。また、うつ病の薬の副作用として不眠になってしまう場合があります。過眠症の症状が出る場合もあります。
不眠が続くとどうなるの?(不眠症の影響)
不眠症が続くと、日常生活を送る上で多くの支障をきたします。
例えば下記のような影響が考えられます。
・集中力、記憶力、注意力、判断力の低下
・イライラ、そわそわ、焦燥感がある
・日中、眠気に襲われる
・ずっとダルい、やる気が出ない
・仕事や運転中のミスが増える
・緊張、頭痛、胃腸の違和感などがある
不眠は、一過性あるいは短期間であれば何とかなりますが、長期化している不眠症の状態になっている場合は、『からだ工房本館』までご相談ください。しっかりカウンセリングをして、不眠の根本原因を突き止め、改善へ向けてアプローチいたします。
どうすれば不眠にならない?(不眠の予防)
不眠の予防法は様々あります。下記はその一例にすぎませんので、ご自身に合っていることを選択し睡眠の質をアップさせましょう。
・寝る時間、起きる時間を一定にする
・起きたら太陽の光を浴びる
・ウォーキングなど適度に運動をする
・ストレスを溜めないよう適度に解消する
・寝る前に湯船に浸かるなどリラックスする
・眠りが浅くなるため寝酒をしない
・快適な寝室作りを心がける
不眠が続くと日常生活に支障が出てしまうため、少しでも気になったら無理をせず、『からだ工房本館』までご相談ください。細かなヒアリングを行い、不眠につながる症状や不安な気持ちの改善へ向けてサポートいたします。